- 開催実績
- 2025.09.05
日本K-ABCアセスメント学会 第27回大会(広島・福山大会)が開催されました
2025年8月23日(土)・24日(日)、福山市立大学にて「日本K-ABCアセスメント学会 第27回大会(広島・福山大会)」が開催されました。
K-ABCとは
K-ABCとは、子どもの認知処理能力と基礎学力を同時に測定する「カウフマン式児童用アセスメント・バッテリー」の略称です。知的能力を心理的側面と教育的側面の両方から評価できるのが特徴で、検査結果は子どもの学習支援や個別教育計画に広く活用されています。
今大会には全国から約140名の参加者が集まり、「KABC-Ⅱが導く心理アセスメントから支援法立案への道筋」をテーマに、基調講演・会長講演・教育講演・記念講演に加え、多彩な研究発表やシンポジウムが行われました。
また、大会前日の8月22日(金)には、同会場にて市民公開セミナー「子どもを育む 愛着形成を考える」を開催しました。講師に高橋順治先生(奈良県生駒市立桜ヶ丘小学校 通級指導室、公認心理師・特別支援教育士SV)をお迎えし、子育て中の保護者や教育関係者など幅広い74名の皆さまにご参加いただきました。講演では「つい出てしまうNGワード」「言葉の裏にあるもの」など、すぐに役立つ具体的なお話があり、日常の子育てや支援に活かせる内容として、多くの方に響いている様子がうかがえました。
学会大会と市民セミナーを通じて、心理アセスメントや子どもの発達支援に関する理解を深めるとともに、福山市における学術交流と地域連携の広がりを実感できる二日間となりました。